国語の記述問題は多くの生徒が苦手とする分野です。では、どのようにすれば記述力を養うことができるのでしょうか。結論から述べるならば、「書くこと」、この一点に尽きます。
もちろん、無計画に書き連ねるだけでは意味がありません。そのため、授業では個人のの理解度に応じた指導を行い、毎回、本人に解答を作ってもらいます。そしてそれらを元にどこがおかしいか?等をしっかりと演習します。
しかし、特にオンライン指導においては、手元で実際に書かず、口頭で即興的に回答する生徒が一定数存在します。実際には書かれていないことは、容易に察知できますが、ここで「書いていないでしょう?」と問い詰めるなーんてことはしません。
生徒からすると「疑われてる?」と私に対して不信感を抱く可能性があるし、いくらしつこく書くように言ったとしても・・・いくらでもごまかせてしまうからです。
で、で、で、私はあえて宿題として「解き直し、自分で記述する」ことを課します。あ、これは授業中にしっかりと解答を自分で書いた子にも同様に貸しています。
授業中に「分かった」と思っても、分かった気分になっているだけのことが多いからです。授業中だとヒントももらえますし。本当に理解できたかどうかは、あとから再現できるかどうかにかかっています。
記述力とは、一朝一夕で身につくものではありません。だからこそ「考えてから書く」のではなく、「書きながら考える」という実践的が大事だと言いたいです。