日本語って難しいなどつくづく思います。 例えば「あげる」という表現。人に何か物を譲る際の「あげる」「差し上げる」という表現ならば皆さん、違和感は全くないでしょう。
しかし、「してあげる 」という表現になると上から目線だと感じる人が多くなります。この「あげる」という言葉には本来は「上から目線」の意味はなかったのですが最近では、内容によっては読み手や聞き手に不快感を与えてしまうのです。
次の文章を見てください。
「 難民の人を雇ってあげる」
「人の話を聞いてあげて、その後に的確なアドバイスをしてあげる」
これらの表現は書いた本人はその気がなくても、明らかに上から目線だとに取られかねないです。さらに言うならばコミュニケーションというテーマについて考える場合、「聞いてあげて、アドヴァイスをしてあげる」が必ずしもベストとは言えないでしょう。
話し手はただ「聞いてほしいだけ」という場合が少なからずあるからです。ただ聞いて、寄り添う・・・・何もアドヴァイスをしないのがベストの時もあるのです。
つまり「コミュニケーション≒会話のキャッチボール」という定義をすることによって、テーマに対しての見解が浅いと審査する側にとられます。ちょっとした文章で書き手がテーマに対してどの程度の理解度かが分かります。それゆえ、小論文が試験に課されるのです。
というわけで、私は本人にテーマに対して深く考察するよう、あの手この手で質問したり矛盾をつくなどしてアドヴァイスをしています。