小論文 指導法

私自身が生徒になっています。

 今日は2週間ぶりに某専門家からのアドヴァイスをいただける日でした。一応、毎回、課題(宿題)が出されるため予約の時間直前まで必死になって最後の最後まで悪あがきをして宿題をこなす私。

 夏休みが今日で終わる・・・と慌てて宿題をこなす小中学生の気持ちが今になってよく分かります。さらには一生懸命に書いた文章や調べた資料を推敲されるときのドキドキ感もよーくよーく分かります。

 むろん私自身の成長のために!と前向きに取り組みつつも指摘していただく内容が多ければ多いほど自分の能力のなさと今後のやるべきことの多さに幻滅することもしばしば。 

 幸い、今日は意外と想像していたよりはスムーズに進んだのでホッとしています。単に担当の方が「細かいことを言いすぎると永遠に先に進まない」と判断なさったのかもしれませんが(汗)。ちなみにこれは私自身も心がけていることなのです。

 当然といえば当然ですが、生徒それぞれ能力が違いますし、性格や考え方が違います。それゆえ、小論文指導する際には特にそのことを気を付けています。国語であれば答えが決まっているので答えに行きつくための考え方等についてのアプローチを変えればいいだけですが文章はそうはいきません。

 生徒の個性を残しつつも論理が破綻しない程度に推敲をするよう伝えて、それをクリア出来たら、ある程度の出来具合で「合格」としています。本質的なことを突き詰めればきりがない、下手すると堂々巡りになる・・・という危険性があるからです。このあたりのさじ加減が難しくもあり楽しくもあるのです。

  指導者が熱心になるあまりに、時として生徒の意見(←ここがポイントです。文章表現ではなく、生徒の考えそのものに対して)を否定して完全に自分の考えを押し付けて書かせる…というパターンが少なからずあります。また親子で作文の場合は大半がこのパターンです。

 私という個人の意見や考えを尊重しつつ的確なアドヴァイスを下さるT氏には感謝するとともに、私自身が現在、生徒だからこそ目の前の教え子ちゃんの気持ちに寄り添いつつ指導していこうと意欲を新たにしました~!指導者選びって大切ですね。

 

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