先日、あるシンポジウムに参加した時のことです。数ヶ月前に「新入社員として頑張ります」と話していた若手社員さんが、まるで専務の「分身」のように振る舞っていらっしゃる姿に、心底驚かされました。
顔を見ずに所作だけを見たら専務と区別がつかないよな~~~と思いました。おそらく、尊敬する専務の立ち居振る舞いを徹底的に模倣した結果でしょう。
この出来事をきっかけに、ふと昔の不思議な体験を思い出しました。遠方に住んでいた頃、初対面の方に「もしかして〇〇大学のご出身ですか?」と尋ねられたのです。その答えは正しかったのですが、なぜ分かったのかと聞くと、「雰囲気」で分かったと。
そうなんです。私たちは無意識のうちに、所属するコミュニティや環境の色に染まっていくようです。学校、職場、そして職業の持つ「カラー」や「雰囲気」が私たちの言葉遣いや仕草、考え方に深く影響を与えているのです。
そう考えると、人生の岐路に立つとき、たとえば学校選びや就職先を決める際に偏差値や給与といった数字だけでなく「自分がどうなりたいか」「どういう人々と過ごしたいか」という「雰囲気」を重視することの重要性を再認識します。
私たちは、自分が身を置く環境に似ていく生き物です。だからこそ理想とする姿を明確にしその「雰囲気」をまとった場所を選ぶことが、なりたい自分になるための第一歩なのかもしれないですね。