「読書習慣があれば国語が伸び、他教科にも好影響が出る」 これは誰もが認める正論です。全ての学習は「読む」ことから始まるからです。
正直言って私はこういった正論を見たり聞いたりするたびにうんざりします。こういった正論は教育産業だけではないでしょうが。
たとえば、ドクターが患者に「運動しなさい、痩せなさい、禁煙しなさい・・・」と言うのは簡単ですが、それが出来ないから病気になり、それでも意識改革が難しいタイプが一定数いるのと同じです。
話を戻して、教育現場で本当に向き合わなければならないのは、 その正論が分かっていても「どうしても文字が苦手」という子たちの存在です。
「本を読め」「読解力が大切」と推奨するのは簡単ですが、苦手な子にとってそれは苦行でしかありません。
大切なのは、一般論を押し付けることではなく「なぜ読めないのか」をタイプ別に見極め、個別のアプローチをすることです。
私はそれぞれの苦手な部分を大雑把な「努力不足」で片付けるのではなく、 タイプに合わせた具体的なトレーニングを提示するようにしています。
その子に合った向き合い方や勉強法一緒に見つけることが、 本当の意味での国語指導であり成績向上のスタートラインになります。 一般論では救えない層にもアプローチできることこそがプロの仕事だと思います。