「話す内容をすべて暗記しよう」
とする人は少なくありません。しかし、丸暗記には大きな弱点があります。
どこか一か所でも忘れてしまうと、その先が出てこなくなります。人前で話しているとき、ふと頭が真っ白になる——。そんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
これは、文章全体を「線」として覚えようとするから起きる現象なのです。線は、一か所で切れればそれで終わりです。
そこで役に立つのが、「キーワード」という考え方です。
絶対に伝えたいポイントを三つ決めるキーワード同士を自分の言葉でつなぐ広げるそこから自然に言葉を展開させる話や文章の中で伝えたいポイントを三つほど選び、そのキーワード同士をつなぐように話したり書いたりするのです。
すると不思議なことに、途中で順番が変わっても話が横道にそれても自然と元の流れに戻ることができます。「線」ではなく「点と点」で覚えているからです。
これは、覚えるときにも同じです。細かな文章を丸ごと覚えるのではなく大切な言葉を「柱」として立てるのです。
選が3本あれば図形が作れます、柱が三本あれば、家はしっかり形を保つ!勉強も、スピーチも、文章も、それと同じです。
まずは三つのキーワードを決めて、そこからあなたの言葉を広げていけばよいのです。それだけで、覚える力も、話す力も、書く力も驚くほど自然に伸びていきます。