小論文の基本は「主張+理由」。 この鉄則を忠実に守り、一生懸命に書く生徒は多いものです。
が、が、が、いざ添削してみると「主張と理由が噛み合っていない」という作品の多いこと、多いこと!!
いわば、論理が「風が吹けば桶屋が儲かる」状態になっているのです。 本人の中では繋がっているつもりでも、読み手からすれば「なぜそうなるの?」と突っ込みたくなる作品ばかりです。
では、どうやってこの乖離を埋めるのか?それには次の2つのステップが有効です。
1つ目は、「論理の階段」を一段ずつ丁寧に表現すること。 「AだからDである」と一気に飛ばすのではなく、「AゆえにB、BゆえにC、ゆえにD」と、誰が読んでも納得できる筋道を記述させる訓練が不可欠です。
2つ目は、常に「本当にそうなのか?」という疑いの目を持つこと。 自分の書いた一文一文に対し、反論の余地がないか自問自答するのです。当たり前だと思っている前提こそ、実は説明が必要な場合が多いことに気づくでしょう。
小論文の型を覚えるのは簡単です。少なくともほかの科目のような膨大な暗記は必要はありませんから。しかし、その後の論理の積み重ねは地道に練習し、第三者にしっかりと見てもらって初めて身につきます。