先日、元税務署職員で、現在は税理士として活躍されている方から、「税の作文」の審査ポイントについて伺う機会がありました。その税理士さん曰く、審査の際に最も重視されるのは
「自分の体験と税を結び付けて書かれているかどうか」
ということだそうです。この話を聞いて、私はとても嬉しくなりました。なぜなら、私が常々指導で心がけていることが、まさにそこだったからです。
というのも、生徒さんや保護者の方を見ていると、どうしても「税」について詳しく調べた内容を盛り込もうとする傾向があるんですね。もちろん、税の知識を深めることは素晴らしいことです。
しかし、作文となると、どうしてもレポートのような形式的な文章になってしまいがちです。例えば、税の種類や仕組みについて詳しく説明する税の歴史や重要性について述べる、税に関する統計データやニュース記事を引用するといった具合です。
もちろん、これらの要素が全く不要というわけではありません。しかし、それだけでは、審査員の心に響く作文にはならないのです。例えば、「税金で整備された公園で遊んだ経験」「消費税を払って買い物をした時の気持ち」などを盛り込んでみましょう。