小論文

論理の迷宮

「女性が不当に差別されている」

というテーマで小論文を書いた生徒。 職場での昇進遅れ、家事負担の偏り……。フムフムと読み進めていくうちに思わず私は「?」とペンが止まりました。

  解決策として突如現れたのは「男性も育児休暇を取るべきだ」という一文です。 さらに「男性が育休を取りにくい雰囲気」に対しても書いているのですが・・・。

 いやいや、「男性が休みを取りづらい」こと自体、立派な男性差別ではない? とツッコミを入れたくなりました。もう正直言って 論理があちらこちらで絡まり合って「支離滅裂」になっています。

 「差別をなくそう」と叫ぶとき、私たちは往々にして、 別の誰かが縛られている不自由さに無自覚になりがちです。そのことに気づいたうえで論理を組み立て直すよう伝えました。

 論理の矛盾に気づくことで多角的視点が養われます。さ、まだまだツッコむぞ~と大張り切りの私です。

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