雑感

こだわらない

 塾講師として、多くの生徒たちと向き合いつつも…実は、私は受験の合否そのものにはあまり一喜一憂しません。それは「受験が人生の全てではなく、あくまでも通過点」だと考えているからです。

 この考えを支える背景には、現代の厳しい時代の現実があります。かつては、終身雇用が当たり前で、一度安定した仕事に就けば「安心」と言えた時代がありました。

 でも今は違います。安泰や安全神話は崩れ、どんなに良い大学に進学しようと、将来が約束されるわけではありません。だからこそ、これからの人生で大切なのは、「どう生きるか」だけでなく、「どう生き抜くか」という力だと感じています。

 受験は、その「生き抜く力」を育む貴重な経験です。冷たい言い方かもしれませんが努力しても不合格だったとしても、その経験をどうとらえて今後に生かすか?というチャンスになります。

 ある意味、はやいうちに挫折しててよかったよとすら思います。そもそも忘れてはいけないのは、受験のその先です。人生は長く、予測できない変化が訪れます。

 大切なのは、結果に一喜一憂するのではなくどんな状況でも前に進む力を持つこと。そして、最終的に人生を振り返ったとき、「楽しかった」「充実していた」と思えるような道を選んでいくことです。

 そんなこんなで私は「合格実績」にはあまりこだわっていませんが、逆にやる気がないタイプは「お断わり」です。

-雑感