「図書館で本を読んでいる人は、本好きですか?」
こう質問すると、生徒たちは「そんなのどっちか分からないよ!」と笑って答えます。 「ただの暇つぶし」「課題で仕方なく読んでいる」可能性だって十分にある・・・ことを生徒たちはわかっています。
こんな風に日常会話では、誰もがしっかりと「事実と想像」を区別できています。
しかし不思議なことに、国語の物語文になると急に暴走が始まります。 「熱心に本を読んでいるんだから、絶対本好きに決まってる!」と、自分の想像で補完してしまうのです。
テストの点数が伸び悩む子の多くは、このように本文に書いていない「自分の感情・勝手な解釈」を混入させてしまいます。
国語の文章読解で最も大切な鉄則は、次の1点につきます。
「事実」と「自分の感情・推測」を明確に分けること。
本文に「彼は本が好きだ」と書かれていない限り、彼はあくまで「本を読んでいる人」でしかありません。 書かれている「客観的な事実」だけを証拠にして答える意識を持ちましょう。
日常の当たり前をテストの答案用紙の上でも同じように再現できるか。 主観を捨て本文という「現場の証拠」に徹することが、国語力飛躍の第一歩です。