「怪訝(けげん)」という言葉が小学生の模試において意味を問う問題が出ました。意味は「不思議で納得いくことがない」という意味です。
ところが「怪」という字が含まれているため、生徒はつい「怖い」「恐ろしい」といった意味の選択肢を選んでいました。気持ち、よーくよーく分かります。
漢字は表意文字なので「怪」を見た瞬間に上記のようなイメージがわくのは当然です。しかし、ここに国語の落とし穴があります。
実は「怪」という漢字、もともとは「恐ろしい」という意味よりも「不思議なこと」「常識では説明できないこと」「神秘的なこと」を表していたのです。
「怪しい」という言葉も、本来は「不思議だ」「理由がはっきりしない」といった意味で、「訝(いぶか)る」という意味です。つまり、「怪訝な顔」とは、怖がっている顔ではなく「え?どういうこと?」と腑に落ちずに首をかしげている表情なのです。
国語の読解で大切なのは、漢字の語源や本来の意味を知っていくと、語彙力も読解力も、確実に一段深まっていきます。ぜひとも参考まで。