勉強法 雑感

「写す」から「身につく」

 毎年必ず一定数、宿題の答えを丸写しで仕上げたフリをする小学生がいます。

 模範解答と一字一句違わない記述を見れば、すぐに答えを見たことは分かりますが、あえて何も言いません(苦笑)。彼らの主な目的は「保護者の目をごまかすこと」だからです。

 しかし、その中で時折「ナイス!」と思わず唸るタイプの生徒に出会います。

 それは、模範解答をそのまま写さず意味を変えずに微妙に言い回しを変えてくる子です。

 一見するとズルですが、これは違います。機械的に手を動かしているのではなく「どうすればバレないか」と必死で考えて工夫しているからです。「模範解答の意味」を一度自分の頭で解釈し、「自分の言葉に置き換える」というプロセスを経ているからです。

 これは、ある意味、とても良い勉強法です。身につくための勉強法の一つとして模倣(写すこと)は「あり」なのです。

 大切なのは「なぜ、この答えになるのか」という思考です。少しでも自分の頭で工夫し、「考えるひと手間」を加えるだけで、「カンニング」ではなく「学び」へと変わります。

 せっかく移すならば、この「ナイスな工夫」をしてほしいなと思う今日この頃です。

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