記述のコツ

何がちぎれるの?

 「ちぎれそうになって、頭の中がぐちゃぐちゃになった」

 ある生徒が、抜き出し問題で書いた答えです。方向性と指定字数はバッチリ。読解はできているのです・・・が、が、が、残念ながら、不正解。

 なぜか?

 それはたった3文字、「自分が」という主語を省いてしまったからです。むろん生徒は「自分が」を入れたかったのですが字数オーバーになるため泣く泣く省いたとのこと。

 3文字を省いたため、「ちぎれそう」とは…何が?誰が?私は思わず数秒間フリーズしました。ぬいぐるみがちぎれる?風でポスターが?妄想は広がるばかり。

 そう、主語がないと、文章の意味は一気にあやふやになるのです。どんなに正しい箇所を選んでいても、「文」として成立していなければ評価されません。

 この場合、字数が合わないため、ほぼ同じ内容で書かれている別の部分を探す必要がありました。実は生徒が抜き出した分の隣に模範解答がありました。

 国語の抜き出し・記述問題では、「誰が読んでもわかる文」になっているかを、ぜひチェックしてください。主語と述語のセットを意識するだけで大きく点数が変わります。

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