先日、私は3泊4日で某寺にこもるという「修行」の日々を過ごしてきました。早朝からの座禅に法話、精進料理に夜の座禅。日中には自主的なトレーニングまで加わり、身も心も引き締まる思いでした。
その前には私用で他県に2泊しており、実に5日間ぶりに自宅へ帰還。出先でもオンラインでの仕事はこなしていましたが、帰宅後の「現実」は想像以上でした。溜まった家事、未処理の連絡、そして次々と押し寄せるタスクの波・・・まさに津波状態です。
おかげで、連日の睡眠は、ナポレオン状態(苦笑)。そんな慌ただしい日々の中で、私は一つの「悟り」を開いたのです。 それは、
「日常生活を丁寧に、そしてしっかりと送ることこそが、本当の『修行』なんだな」
ということ。
「禅語」にも「日々是好日(にちにちこれこうじつ)」という言葉がありますが、これは、どんな一日も、受け入れ方次第で最良の日になるという教えです。
慌ただしい日常の中でも、一つ一つの行いに心を込める。人との関わりを大切にする。そして、短い睡眠時間でも、心身を整える努力を怠らない。この地道な積み重ねこそが、心を磨き、豊かな人生を築く「修行」なのだと、今、改めて胸に刻んでいます。