お花が美しい季節になりましたね!いつもは近場であっても車を使って出かけることが多い私ですが、最近は道端に咲き誇るお花を愛でるべくして?あえて徒歩にすることが多くなりました~。
さて、本来は「お花畑」という言葉、美しく穏やかな情景を表すはずのもの。しかし「あの人、お花畑だから…」というように、皮肉や揶揄の意味で使われることが多くなっています。
え???なぜ???と幼いころは不思議でした。今は分かります。国語的に言えば、比喩表現としての「お花畑」が、現実とのギャップを強調する役割を担っているからです。
つまり、「お花畑」が美しいからこそ、あえて反対の状態に対して使うことでギャップが強調されるのです。現実の厳しさを直視せず、理想や感情ばかりに流されている・・・「現実離れした夢の世界=お花畑」と表現することで、批判や警鐘の意味が込められるのです。
対比する言葉をあえて皮肉に使う。それが比喩の奥深さであり、日本語の面白さでもあります。いわゆる素敵な意味、誉め言葉を聞いたとき、その裏にある意味を感じ取れるかどうか・・・これも“読解力”ですね。
あ、ちなみに私はどんな言葉も誉め言葉として受け取ります(苦笑)。