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「名詞=モノの名前」じゃない!

 「主語はどんな表現がある?」と質問したら、「名詞!」と元気よく答えた生徒。素晴らしい!でも、「名詞って何?」と聞くと、「えーと、モノの名前…」と自信なさげ。

 テキストや塾の授業で「名詞は主語になる」と暗記はしているものの、それが何を意味するのか分かっていないのです。これは非常にもったいないことです。

 これじゃあ、せっかくの知識も宝の持ち腐れです。テストで点数を取るために、テキストや塾の授業で得た知識をそのまま暗記するのは、確かに一つの手段です。でも、それでは応用力が身につきません。本当の理解とは、知識を自分の言葉で説明でき、様々な場面で使いこなせること。

 例えば、「名詞」を「モノの名前」としか覚えていなければ、「時間」や「愛」といった抽象的な名詞が出てきたときに、途端に分からなくなってしまいます。せっかく勉強しても、理解が伴わなければ本当の力にはなりません。

 知識は単なる「記憶」ではなく、「意味を理解し、自分で使える状態」にしてこそ価値があるのです。勉強において大切なのは、「覚えること」ではなく「理解すること」。意味を考えながら学ぶことを意識すると本物の力がつきます!

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