いや~~~もう本当に大変でした。ずーっとずーっと、相手の方が機関銃のように私に質問攻め、その後はひたすらひたすら自分の商売のことを延々と話すのです。そのお商売とは健康食品販売で・・・私には必要ない、興味がない内容だったのですがお構いなしでした。
相手の方の名前を仮にAさんとします。Aさんとは某セミナーで知り合いになり、あちらから1対1で話したいとのことだったのですが・・・厳密に言うと私に自分の商品を売りつけたかっただけです。
さて、魅力的な話し方や人を引き付ける話し方にはいわゆる「型」が存在します。例えば、相手の話をしっかりと聞き、適切なタイミングで質問を投げかけ、相手が話しやすい雰囲気を作ること。相手の感情に共感し、相づちを打ちながら会話を進めるこなどです。
で、で、で、おもしろいぐらいにAさんは上記の順番を死守しようとしていう姿勢がすごかったのです。しかし、どれだけ完璧に「型」を実践しても、気持ちがこもっていなければ、その違和感はすぐに伝わります。
私はAさんのわざとらしさや心のこもらない共感や形式的な質問を、むしろ逆効果だと感じてしまい、白けてしまったのです。そしてこれは文章にも当てはまります。
読者の心に響く文章を書くためには、ただ技術的に正しい文章を作るだけでは不十分です。文章の背後にある筆者の本音や情熱が感じられなければ、どれだけ洗練された表現を用いても、読み手の心には届きません。
だからこそ大切なのは、型を学ぶことに加えて、自分の気持ちや考えを素直に表現することです。また自分の中でしっかりと腹落ちした内容を自分の言葉で語ることで、自然と相手に伝わる文章になるのです。型と心、その両方が揃ってこそ、本当に人を引き付ける力が発揮されることを心に留めておく必要がありますね🖊