雑感

再現性

 国語力を本当に伸ばすためには「再現性」を意識した勉強法が必要です。「再現性」とは、一度身につけた知識やスキルを、異なる場面でも同じように使える力のことです。

 たとえば、模試や入試で出題される文章は、毎回異なるテーマや形式ですが、それでも「どんな文章が出ても対応できる力」を身につけることが国語学習のゴールです。そのために必要なのが、次のポイントです。

①間違い直しを丁寧に行う

国語の問題を解いた後、ただ「正解だった」「間違えた」と結果だけを見て終わっていませんか?大事なのは、「なぜその答えを選んだのか」「どの部分で迷ったのか」を具体的に振り返ることです。正しい解答のプロセスを頭の中で再現できるようになると、次の問題にも応用が利きます。

②解き方を覚える

国語には解き方のルールがあります。たとえば、「接続詞を入れる問題」や「筆者の意図を問う問題」など、それぞれの解き方には定番の手順があるのです。そのルールを繰り返し練習し、どんな文章でも当てはめられるようにすることが大事なのです。

 同じ文章が出ることはないから・・・と解き直しをおろそかにしてしまうタイプがいますが、もったいないです。ちなみに生徒を見ていると、間違えるパターンがそれぞれ存在しており、まさに「再現性」があります(💦)。正解になるための「再現性」を身につけましょう。

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