本日、同業者から、入試まであと1か月しかない生徒の指導依頼を受けました。通常であれば、こんな直前の依頼は引き受けないのですが、今回は少し事情が異なります。
生徒本人が、自分の強みや弱み、そして入試に向けて何が足りないのかをある程度理解しているという点が大きかったです。つまり、ただ漠然と「勉強ができない」という状態ではなく、「この科目のこの部分が苦手」といったように、具体的な課題を認識しているのです。
実際に解答用紙を見せてもらうと・・・当たらずとも遠からず状態ですべての記述が△なのです。本人によると書くべき内容が足りていないそうです。解説を見るとなるほどと思うけれど、初見の状態で自力では入れるべき内容を探せないとのこと。
このように自分自身が抱えている課題をどのように克服すれば良いのか、具体的な方法が分からないという状況でした。この場合、短期間でも効果的な学習計画を立てることで、十分に伸びしろがあると判断しました。
もし、生徒が「何が分からないのか」「何が足りないのか」といった基本的なことを理解できていない状態であれば、この短い期間で成果を出すのは難しいでしょう。
それは、生徒自身にとっても、そして私にとっても、時間と労力の無駄になってしまうからです。今回のケースでは、生徒のやる気と、すでに身についている自己分析能力を最大限に活かして、残り1か月を有効に活用したいと考えています。
ちなみに去年も入試まで2か月を切っていた生徒・・・無事に合格まで導くことが出来ました。とはいえ、指導者と教わる側ともに本当に本当に必死でしたが💦入試まであと1か月・・・皆さん最後まであきらめずに頑張りましょう。