不安の正体は無知であるという考え方は、アメリカの思想家であるラルフ・ワルド・エマーソンの名言「恐れは常に無知から生じる」に由来しています。本とその通りだなあと感じることがしばしば。
教え子が第二志望には受かったのでここで受験を終えるか、あるいは一般入試で第一志望に挑戦するか・・・と迷っているとのことで相談を受けました。本人としては周囲の友達が進路を決まったので遊んでいるし、自分も受験を終えたい。
でも、第二志望の学校、学部のことをよく分かっていない・・・とずーっと悩んでいました。それゆえ私は「迷ったり悩んだり不安に感じるのは、よく知らないから。だから第二志望の学校、学部のことをよく調べてみて。」と宿題を出しました。
結局、生徒は悔いない入試をするべくして第一志望を一般入試でも受験することになりました。その合否によって進路を決めるそうです。ああ、これでこの子は納得いく選択をできると安心しました。
とにもかくも不安なのは無知ゆえということを自覚して、徹底的に調べる、そして迷ったら挑戦する、何事もこれに尽きるなと思います。