「先生! 次の土曜日が試験なんですけど、それまでに何を勉強すればいいですか?英語のI先生には前日の金曜日に授業をしていただけるんですけど・・・。聞いてくれます?I先生が前日に授業をするのはリスクがあるから、授業してもしなくてもいいんだけど…というんです。」
これは高校3年生のセリフです。わず 私は笑っちゃいました。なぜならば 英語のI先生は 私が よく存じ上げているからです。つまりI先生はこの生徒の性格をよくご存知だからこそ先のような発言をしたのです。
この生徒、メンタルが決して強い方ではなく・・・。先日は本命受験の前日に保護者から依頼を受けて授業をしたのですが、まだ解いていなかった過去問を解いてパニックに!結局、2時間授業の予定を1時間にくりあげたということがありました。
そういう経緯もあり、私はこの生徒に「もう何もしなくていい。あえてやるならば今まで解いた問題集でや過去問を読み返して!。それだけでいいから。」とだけを伝えました 。
これはほかのすべの生徒に当てはまります。入試前日に全く勉強しないのも不安でしょうし、何らかの勉強をしているほうが勘が鈍らずに済みます。それゆえ勉強はしたほうがいいです。問題は中身です!
過去問演習が間に合っていないから・・・と新しい過去問に取り組むのはやめましょう。復習、確認をメインで学習しましょう。ちなみに本命入試の前日にパニックになりつつも、ラッキーなことが起こった、この生徒!
本番の入試ではなんとなんと「知っている文章(←教科書に記載されている文章)」が出題されたためそれなりに手ごたえを感じているようです。3日後に結果が分かります・・・。吉報を待つばかりです。