国語勉強法

誰もあなたのことは聞いてません・・・

 人は自分のことを話したがる、聞いてもらいたい・・・というのは「あるある」でしょう。逆に言うとずーっと自分語りをする人の話を聞かされた経験がある…という人が世の中でほとんどでしょう。

決して自分語りを否定しているわけではありません!あなたのことを理解したい、知りたいというタイプから質問を受けたら答えるべきです。しか~~~し!!国語を解く際、特に長文では主人公が「あなた」というパターンは皆無に等しいです。そう、あなたについて聞かれることは作文以外ではほとんどありません。

にもかかわらず「私だったら・・・僕だったら・・・○○だから、答えはア」と得意そうに答える生徒たち。いやいや、君のことなんて誰も聞いていない!と心の中でつぶやく私。

 国語の解答には基本的には「私情を挟まない事」が鉄則!例えば答えのヒントとなる箇所が2つあった場合は自分にとっての常識ではなく、

➀世間一般的の常識
②一般的にどちらの表現の方が分かりやすいか

この2点を基準に選ぶ必要があります。例えば、傍線部について「・・・どのような時ですか」という問に対してヒントとなる文章が次の2つ。

①いい加減がまんがしきれなくなったとき
②久しぶりに「見ぬ世の人を友とする」とき

客観的に①②を見ると大抵の人が①の方が分かりやすいと答えるでしょう。しかし、某生徒は②の方が分かりやすいと答えました。人の好みはそれぞれですが・・・。

 私は思わず

「『見ぬ世の人』って一般的表現?この言葉から受けるイメージって死者か未来の人?何のことかよく分からないよ。そもそも何の話?幽霊の話?とツッコミたくなる」と伝えたところ、ようやく納得してくれました。

 とにかく「あなたの基準、常識」ではなく「本文に書いてあること≒一般的な常識」で考えましょう。

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