国語の選択肢において「あるあるパターン」が、「4つ(あるいは5つ)のうち、最後に2つ残り・・・エイヤッ選んで間違い。実はもう1つの方が答えだった。」というパターン。
ハイ、出題者は最後の2択で迷うように本当に精密に(笑)文章を作っているのです。そもそもが「答えにならない方」の文章の内容はほとんど合っているのです。下手すると「間違っていない」のです。え?どういうこと?と思われたかもしれません。
実は、9割方が合っている内容で残り1割は「本文には書いていない」内容のことが多いのです。そう、文章の一部分については「合っているか」「間違っているか」は作者に確認するほかありません(苦笑)。
想像力豊かなタイプは文脈から勝手に想像して「これだ!」と選んでしまうのです。例えば「○○はリンゴをたくさん食べる」と本文にあることから「○○はリンゴが好きだ」と想像するようなものです。
たくさん食べるからといって好きとは限りませんよね?実は本文を読むと・・・○○の家庭はリンゴ農家なのでいつもおやつはリンゴという事情だと書いてあるとします。つまり家庭の事情から毎日リンゴを食べているだけで、好きかどうかまでは分かりません。
いつも口酸っぱく言っているようにヒントは本文にしかないのです!!問には「本文にもっとも適した・・・」とあるので、本文に「書いていない」ことは選んではいけないのです。
ちなみにこれって、「巧妙な詐欺」の手口を同じです(汗)。そもそも詐欺とは9割が真実で残り1割に嘘を交えているそうです。