「宴会でお酒を飲むって体に悪そうですね~。」
生徒のこのセリフにおもわず感心しました。確かに・・・。日本では古来からお祝い事ではお酒は欠かせません。しかしよくよく考えてみるとアルコールという異物を体に入れるのは健康上は決していいとは言えないですよね。私自身はそもそもがアルコール分解酵素が極少ためお酒は飲みませんが。
9月の重陽の節句では菊の花を飾ったり、菊酒を飲んだりする・・・とテキストで音読した直後に先のセリフを生徒が言いました。昔からのしきたりを何の疑問も抱かずに受け入れるよりも、「あれ?」と疑ってかかるって大切ですね。
ちなみにお酒は古来から魔除けとして用いられること。現代でも地鎮祭はもちろんのことお風呂にお酒を入れて清めることを習慣とする人もいる・・・と伝えました。←お風呂にお酒を入れるのは魔除け意外にも血行が良くなる等の意味がありますが。
特に日本酒は、米から作られており、米には生命力の象徴・神聖な食べ物だったのです。 それゆえ米を原料とする日本酒を飲む事で魔除けになると考えられたようです。古来の人々の知恵、生徒の俯瞰的視点…ともに大切にしていきたいですね🖊