指導法 雑感

本当の勉強法とは?

 ひょんなことから今年も短期間だけ高校生に英語を教えている私。英会話ではなく受験英語です💦  私たち日本人は英語を母国語としていないので生徒にとっては国語以上に分からないことばかりが目の前に繰り広げられるわけです。

 分からない単語、構文などがたくさん出てきて、そのたびごとに「分からない、分からない」を連発して止まってしまう生徒・・・。私がすべて単語の意味、構文の意味や詳しい説明をするのは簡単です。

 しかし、それだと本人のためにならないと思い、あえて私は答えは教えません。短時間で効率よく調べ方法などを伝えたり、目の前で一緒に調べたりします。基本的には生徒の手持ちの単語帳や参考書の索引や目次等から調べたい内容をピックアップしてそのページを開けて・・・とやっています。

 それでも出てこない場合や分かりづらい解説しかない場合はきちんと板書して説明します。つまり答えを教えるのではなく勉強のやり方を伝える、根気よく自分で工夫して疑問点を解決する方法を身に着けてもらおうと必死になる私・・・。

 分からない問題をどう解決するかを考えること、そのこと自体が勉強だと思うからです。完全に他力本願で完璧に受け身で、ただ、「分からない 、分からない」と言って、そこで嫌気がさして勉強を投げ出してしまうのは成長するチャンスを自ら投げ出していると言いたいです。

 とはいえ、自分で「調べる」「考える」という習慣が全くないタイプは手取り足取り一緒にやってもすぐに機嫌を損ねてしまいそうになります。そうなると・・・もはや英語を教えているのか大守をしているのかが分からなくなります。

 その時は「自分で考える」「自分で調べる」≒「生きる力」につながると信じて根気よく付き合っています。ハイ、私は目の前の受験をクリアしてほしいとはもちろん思っていますが、受験勉強を通して「生きる力」をつけてほしいと切に願うからこそ、ヒントを与えるけれどすぐには答えを教えません🖊

-指導法, 雑感