作文 小論文

刺さる文章

   入試の志望動機の書き方にについて解説します。 ある大学の看護学科を目指している学生がいます。彼はを目指してる学校の看護体験に行ったことを望動機にきちんと書いてました。 

 それはいいのですが、が、が、せっかくの「体験に行った」という動かないアピールポイントが志望動機に全く生かされておらず私はショックを受けました。あまりにも ありきたりな文章だったのです。

「先輩方 が優しく接してくれた。」「 患者さんに対して本当に親身になって仕事をしており、その姿に感銘を受けた。」といったことばかり書いてあるのです。これじゃあ「志望動機の書き方」という見本をそのままコピペしたようだよ~~~と思っちゃいました。

 そこで彼に聞きました。

「看護師と言う仕事は患者さんの下の世話も仕事のうちだけど、そういうのをされてるのも 目の当たりにした?」と。もちろんそれをも目の当たりした、それでも看護師になりたいという覚悟は変わらないというので、「それを書こう」と言いました。

 つまり表面だけのきれいごとだけではなく、いわゆる、人によっては躊躇するような一面を見て、それでもなおかつ自分は揺るぎない決意を持っていることを書くからこそ相手に刺さるのです 。

 志望動機の書き方といった参考書などを見ると一番最初に彼が書いたような文章になります。しかし、 そうではなく本当に自分だけの体験やさっきも書いたように綺麗事だけじゃない世界を見てそこから何を感じたかを織り込むようにしましょう。

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