読書感想文

トラウマ・・・

  「先生!ありがとうございました 。先生のおかげで 僕は今まで読書感想文は大嫌いだったのが好きになれそうです 。」

 これは読書感想文講座の1回目(全3回コースです)を終えた小学5年生男子の言葉です。小学5年生の男の子がわざわざ 私に言いに来てくれたのです 。いやもう嬉しかったですね。

 私自身は義務教育の間・・・読書感想文は大嫌いの状態のまま過ごし、未だに好きではないですね。そう、彼の域には到底足元にもお及ばないのです。たったの1日でこんな風に思える子って素晴らしいです。

 ちなみにこれは私のおかげではなく・・・短時間でこう思える子は。もともとしっかりした考えや感性がある子 なんです。実際に講座中に彼は、 自主的に 意見を言ってくれたり(しかもそれがめちゃくちゃ正しい!)、 自分自身の読書感想文に関するメモ書きをスラスラと書いていたのです。

 それゆえ、私はてっきり彼は得意なタイプだと思っていたのです。実は毎年、親から「違うでしょう、○○と書きなさい。」と強要されていたらしく・・・?本人が言うには「お母さんの言い方が僕のトラウマになったんです。」とのこと(苦笑)。👈トラウマという言葉を知っていること自体がすごい!

 つまり、全員が全員そうではないですが「自分の子供が文章を書けない、苦手だ」というのは意外と「思い込み」のことがあるということです。 私たち指導者は彼らの可能性や感性を見出して、それを活かす方法 を伝えるのが仕事です。それを今日、少しでも実行できたかな?と思うとありがたいです。

 さ、まだまだこれからが講座、本番。頑張ります!

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