文章って難しいですよね。頭でわかっていてもなかなか それを実行できてるか?は自分では気づくことができないからです 。
先日、某塾で中額3年生対象に作文講座を担当しました。 彼らの地域の高校入試では、あるテーマに対して「自分の体験を入れる」という条件があります。
作文を練習する前に書いてもらう前に、それはそれはしつこく「必ず体験を入れること」また「体験の書き方」などを伝えたのですが 8割の子が体験をかけていませんでした。
あ、本人たちは「書いているつもり」なのです。その体験と言うのがテレビで「見た」人から「聞いた」ことばかりで・・・全く自分自身が実際に行った行動ではないことばかりを書いているのです。
テーマが「環境問題」「食生活の歴史」といったかなり抽象度が高いものだったからか、ついつい壮大な範囲で考えてしまい、世界がどうのこうの・・・という作品の子がチラホラ。
いえいえ、世界がどうのではなく主体はあくまでも「自分」にしないと体験は書けません。環境問題に関しては、 例えばマイバッグを持つようにしていますといったことを書けばいいのです。
決して世界を巻き込むような壮大なことを考えて書くのではなく「自分の行動」に焦点を当てること!人から聞いたこと、見たことは「聞く」「見る」という体験であってテーマに関する体験ではないのです。