次の2文を比べてみてください。
①「今日の給食はハンバーグでした。とてもおいしかったです。」
②「とてもおいしかったです。今日の給食は僕の大好きなハンバーグでした。」
①②のどちらが印象に残りますか?おそらく②でしょう。なぜなら感動から書いているからです。①は時系列で書いていて、いわゆる普通です。むろん間違いではないのですが、インパクトは弱いです。
何が言いたいか?文章って書き出しで印象が大きく変わるのです。「心に訴える」内容や書き方をしたほうが読み手に伝わります。
これからの時期、読書感想文や夏休みの作文が課題に出される学校が多いです。その場合、書き出しを工夫しましょう。特に読書感想文!
今と昔では審査基準が違ってきています。それを知らない人からのアドヴァイス、例えば「僕が(私が)読んだ本は○○です」といった書き出しは、あまりお勧めしません。
そもそもタイトルで「○○を読んで」と書いてあったらわざわざ書き出しで書かなくてもいいわけです。まずは感動した場面から書く等々の工夫をしましょう。