勉強法

分からないのは頭が悪いからではない!

 私が学生時代に指導していた元生徒と何十年ぶり?にゆっくりと食事をしました。お互いに見た目は変わった?けれど中身は全く変わっておらず、まるで昨日まで一緒に勉強していたような気持になり・・・本当に嬉しかったです。

 とはいえ、昔のことを思い出すと・・・若さと熱意だけはあったけれど指導技術がまだまだ未熟だったので彼女には申し訳ないことをしたなあと反省しきり。そんな私に彼女は言ってくれました。

 「私、今でもずーっと覚えている言葉があるんです。私が数学の問題で分からない・・・と落ち込んでいたら先生が

『〇〇ちゃん(生徒)が悪いんじゃない。分からないのが悪いのではなく、分かるように説明できない、うまく伝えられない教科書や指導者が悪いんだよ。ちょっと待ってね!別の方法で分かりやすく説明できるよう頑張るね!』

といろんな方法でアプローチしようと必死になってくださったんです。今までは理解できない自分が悪い、自分の頭が悪いと思っていたのですが、そうではないんだ?と初めて思えたのです。」

と。え???そんなこと言ってたんだ~~?!今も昔も私の中での考え方は変わっていないなああ~と実感しました。そもそも、私は自分自身が勉強でつまずいた際には教科書や先生の説明が悪い!自分は悪くないと思い込んでいる人でした(苦笑)。

 どんだけ高飛車?!とわれながらツッコミを入れたくなりますが・・・。とはいえ、そういう気持ちがあったからこそ「じゃあ、この説明をもっと分かりやすく説明するならばどうなる?」と常に考えていました。

 そして自分なりに、自分専用の説明を思いつき納得するという繰り返しでした。そんな私だったので生徒がつまずいたときには自分の説明がよくないと素直に反省をしていたのでしょう。

 分からないのは本人が悪いのではない!!この気持ち、今も昔も変わっていません。ですから理解できない、分からないときは何度でも聞き返してもらうのは大歓迎&「この説明を言い換えるとどうなる?」と自分に対しての説明を自分で考えることもおすすめです!

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