文章上達のためには朝日新聞の天声人語やその他、各新聞社のいわゆる社説を書き写すのが有効だとされています。果たしてそうでしょうか?答えは・・・イエス、同時にノーともいえるのです。
私自身は・・・ハイ、何年もかけて毎日毎日、朝日新聞の天声人語を専用の書き写しノートに写していました。本当に毎日です!ノートは一体何冊になったのか分からないです。☜すでに処分しています。そんなに何年も書き写すにはそれなりの効果があったからでしょう?と言う声が聞こえてきそうですね。
実は、私の場合はたんに書き写すだけではなく、天声人語を100字で要約するということも自分に課していたのです。要約するとなると必然的にしっかりと読んで理解して写して・・・となります。おかげで時間はかかりますが文章力は大幅にアップしたと思います。
しかし、書き写し…だけでは力が付くかどうかはかなり怪しいです。なぜなら「写す」ということが「作業」になってしまう可能性が高いからです。むろん本人は「しっかりと読んで理解して写している」つもりなのです。しかし、あとで「どんな内容だった❔」と聞いたら「えっと・・・」と答えられないパターンがかなり多いです。
つまり結論としては「書き写し」は作業にならないようにすれば文章力はアップします。それ以外は…単なる時間のむだ、エネルギーのむだになります。作業にならないためにはあと一歩進んで「要約」することをお勧めです。さらには要約したものを添削してもらうとより有効でしょう。