「先生・・・実は三者面談が先日あったんんですが、少々困ったことが・・・。(中略)英語が伸び悩んでいるんです。」
これは高校2年生の保護者の方の声です。この生徒は中学2年時から担当しており、当初は5科目の中でどうしても国語だけが点数が取れない状態でした。が、が、が、指導後2か月もしないうちにいきなり国語の定期試験で100点!いわゆる業者テストでも高い点数を安定して取れるようになっています。
英語に関しては塾に行っていたのですが合わないからやめて、今は音読・乱読中心で指導してくれるという先生についています。ひたすら原書や新聞などなどを毎日毎日、音読することによって英検対策等にはなります。しかし模擬試験となると・・・という状態のようです。
そんなこんなでいわゆる受験テクニックを教えてくれるであろう予備校等にお世話になろうかどうかとの事でした。この話を伺い、正直言って「受験対策」をしたほうがいいよな~~~と心の中で思った私。流石に口には出しませんでしたが。
音読等々は国語も英語も大切ですし、作品そのものに親しむことは勉強の本質です。しかし「受験英語」「受験国語」に対応するためにはそれなりにテクニックも必要かなあと私は考える派です。
実際、私は本年度のみ高校受験用の英語も教えています。なぜ英語を教えているかは諸所の事情があり、ここでは書きません。ちなみに私は生徒に徹底して「受験英語」をたたき込んでいます。まさに言葉通り「たたき込む」という授業です。
生徒さん側も「受験英語」を教えてほしい、私も「受験英語」ならば教えるという約束なのです。英語をきちんと本当に本質的なことから教えてらっしゃる先生からすると私のやり方は邪道中の邪道でしょう。
しかし、テクニックというものは英語であれ日本語であれ、文章の本質に基づいた方法なので私はテクニックそのものが悪いとは全く思いません。ちょっとしたテクニックを知っているからこそ点数に結び付くわけですし。
国語も英語も一行ずつしっかりと音読をして意味を訳して鑑賞する・・・という余裕がない、綺麗事じゃなく、やっぱり1点でも2点でも合格点に近づく点を取らなきゃいけない状況ではいわゆる「効率」も必要かなと思う今日この頃です。一体どんな授業?と興味を持った方、ぜひお問い合わせを。