国語勉強法 要約

これぞ、最強の方法?!

 先日、某生徒から次のような質問が。「先生は拾い読みする方ですか?」と。それに対して「ケースバイケース」と答え、なぜそのようなことを聞くのかと逆に聞き返しました。

 すると・・・学校の国語の先生が「拾い読みはしてはいけない」とおっしゃったとか。その会話の様子を実際に見たわけではないのではっきりとしたことは言えませんが、彼は「先生の発言」=「文章を一文ずつじっくりと読むように」ととらえており、少々不服の様子です。

 確かに一文ずつきっちりと読んでいくと試験時間が終わってしまう!しかも単に読んだだけでは理解不能。読んでも読んでも「?」が増えるだけ。かといって「この辺にヒントがあるだろう」と当てずっぽうに勘で拾い読みしながら問題を解くと、正答率がダウン。もういお手上げですね。

 ではどうすれば早く正しく文章を読んで理解できるようになるのでしょうか?結論は教科書、問題集に掲載されている文章を時々でいいので、要約練習することが結構有効です。

 ①段落分け②キーワード、キーセンテンス、接続語チェックという2点は問題演習時から常に口うるさく指導しています。さらに内容を理解するためにはじっくりと読み込んで、時には文章を図式化し、要約(まとめ)ることが大切なのです。

 時々、要約演習を取り入れていますが、最初は全員かなり苦戦し、下手すると主語と述語が勝手に捏造されていることも(苦笑)。でも少しずつ少しずつ練習していくとどの生徒も上手に 要約できるようになります。学問に横道なし、一つ一つデスね。

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