指導法

親子バトルは健全なこと?!

 親が子供に勉強を教えるとお互いに感情的になってしまいうまくいかないっていう言葉をよく聞きます。分かります~~~。とはいえ、子どもが学習するのは塾や家庭教師以外の時間の方が多いわけですから、保護者が子供の勉強に関わる時間の方が圧倒的に長いわけです。

 自力で塾の宿題などなどでできるというタイプならば良いでしょうがそんなタイプは少ないです。ではどうすればいいか?その一つの方法を紹介します。子供が自力でなんとか課題をこなし、それを確認するとします。

 その際に採点をしないでください!!間違いが多いなっていう場合は「一緒に答え合わせをしよう」と声をかけてください。めんどくさいですが一緒に解いていくのです。間違いが多いということはその単元を理解できていないということです。

 ですから✕のところを自分で考えさせるといっても無理があります。それよりも最初から一緒に見ていき、「これどうだった?自信ある?確認しよう」といった感じで声をかけて「これは○だね。これは・・・本当にこの答えでいい?それとも変える?」などとやり取りして見下さい。

 間違っている答えでも子供は「絶対にこれで合ってる。自信がある」という場合も多いです。その時は解説しながら「・・・だから、答えは○○だね」ときちんと説明をしてみましょう。相手が親だと子供は自分の間違いを認めたがらずに機嫌が悪くなるかもしれませんが。

 でも、少なくとも○✕だけを付けて数多い✕を自力で直しなさいと言われるよりは機嫌の悪さの度合いが緩いはず。これは私自身が授業でもやっています。ほとんど合っている場合はそのまま採点してから確認します。

 が、微妙だなっていう時は一通り答えを言ってもらってから「じゃあ、一緒に見ていこうね」と進めていきます。すると本人が「あ、ちょっと待って!答えを考え直します!!」という場面がかなり多いです。ポイントは採点だけして突き放す…の逆をやってみることです。

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