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マイナス1点の内訳

 今日のテーマは「データを示すことによって説得力が増す」&「具体的な数字を入れよう」です。

 先日、12点満点で11点だった生徒から質問を受けました。「なぜ1点マイナスなのですか?」と。結論を言うとグラフ内にある数字を書いていなかったからマイナス1点でした。

(正)24パーセント (誤)多くの人が

つまり「多くの人」という表現は漠然としており説得力がありません・・・。

 さて、「○○大学、□□高校における☆☆教育産業の合格占有率は7割です!」これを見ると皆さんはどうお感じになりますか?

(1)「すごい!☆☆にお世話になると高確率でいい学校に入れるのね!」「☆☆は優秀な講師陣が揃っているらしいし、きっとそのおかげで学生の成績が上がるのね!」と感じるかもしれません。

あるいは

(2)「ちょっと待って。確かに合格占有率7割という数字は間違ってないだろう。しかし、そもそも何かからくりがあるのでは?

例えば

☆☆に入会するためには厳しい条件がある。

退会率はどうか?もしも退会率が高いとしたら・・・退会せずに残れるぐらいの優秀な人≒難関校に入るだけの条件がそろっていた。

☆☆の母体数(全生徒数)のうち、難関校に合格できたのは何人?

 

 冷静に考えると(2)のように疑ってかかる方が正しいでしょう。しかし、残念ながら(1)のタイプが世の中には多いです。自分が興味ある、気にしている分野においては、バイアスのかかった、あるいは意図的に操作された情報を信じてしまうのです。

 逆に言うと説得力を持たせたい場合は「データや数字」を示すと説得力が増します。入試におけるグラフ等の読み取りについては大きな幅については具体的な数字を入れましょう。

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