今日も言われました・・・。
「先生!解説を見たんですが、なぜこういう解説になるかが全く分かりません!!」と。
そうなんですよね・・・。世の中には解説が詳しい問題集が数多く出回っています。そのため、昔に比べると自力で勉強しやすい環境が整っています。とはいえ付属の解答・解説だけで理解できるタイプはほとんどいません。それは生徒が悪いのではありません。
解説を書いているのは専門家、極力分かりやすく書いてくれているはずですが、それでも専門家ゆえに「自分だけが分かっている」状態に陥っていることが多いのです。
例えば「文中に○○○○と書いてあるので答えは△△だ。」とあり、それはむろん正しいのですが、そもそもが大半は「文中の○○○○」を探しきれなくて困るのです。
つまり「文中の○○○○」の探し方こそ本来は教えるべき内容で、生徒たちにとっては知りたいことなのでは?と私は主張します。
※ちなみに「文中の○○○○」は問としての傍線部からは、かなり離れた場所に書かれています。
「専門家によっては小手先の攻略法には批判的で、何度も読んで探せ!と言うけれど、私は答えの見つけ方を伝授するね。」と生徒に伝えます。
結局は、世の中には様々な説が飛び交っているけれど「これって本当?」と疑う姿勢を持ち、納得したもの自分のものにすることが一番の近道ですね。