雑感

文章で一番大切なのは・・・

 

 

 「将来、社会に出た時に一番役立つ科目は…体育!」

と、某中学教諭(数学担当)がおっしゃったそうです。これを知人から伺った瞬間に「分かります~~~!!!その通りです!!国語よりも体育・・・厳密に言うと“体力”が社会生活を送る上で一番大切です。」と大きくうなずきました。

 勉強だろうが仕事だろうががんばりたくても体が言うことを利かない、動けないことには何も始まりません。逆に元気、パワーがあれば多少の無理がききます。

 さて、これを文章に当てはめてみると・・・将来、社会に出た時に一番役立つことは“人間性”だと私は言いたいです。“人間性”とは分かりやすく言うと相手に対する思いやり、想像力、礼儀といったものでしょうか。

 「親しき仲にも礼儀あり」という慣用句があるようにいくら親しい相手であっても、いえ親しいからこそ最低限の「礼儀」が必要でしょう。受験や就職試験といったいわゆる「試験」においては文章技巧、対策が有利でしょう。小論文の試験においての偏差値が高ければ高いほど合格率は上がります。

 しかし、たとえ偏差値80越え!という記録を打ち出したとしても「社会」においてそんなことは必要でしょうか?論理的な素晴らしい文章を書く能力があったとしても人とのコミュニケーション、相手を思いやることが出来ないタイプは社会では通用しません。

 私の知人が時々、自分の事ばかりを羅列したメールを送ってきます。律儀にそのことに対してすぐに返事をしていた私ですが・・・最近は既読スルーです。毎回、こちらが返事をすることによって一応、一往復して完結します。

 そして何日かすると相手はまた「自分の事」だけを書いてくるのです。通常ならば「先日はお返事有難う」「○○さんは◇◇なんですね」といった相手に対するコメント、メッセージを入れると思います。それが礼儀だと私は言いたいです。

 いくらプライベートとはいえ個人的な文章のやり取りは相手とのコミュニケーション、会話のキャッチボールだと思うのです。相手に返事を要求する≒相手の時間を、エネルギーを自分のために費やしてもらっている、ということに気づけば毎回毎回一方的な自己主張にはならないでしょう。少なくとも挨拶ぐらいは書くでしょう。

 社会に出た時に心がけるべきことは「親しき仲にも礼儀あり」ですね!最低限の挨拶ぐらいは書きましょうね!

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© 2021 森下藍理 国語・文章・読書感想文指導講師