慣用句・諺

若い時の苦労は買ってでもせよ

 「若い時の苦労は買ってでもせよ」(意味)「若い時にする苦労は必ず貴重な経験となって将来役立つものだから、求めてでもするほうがよいということ」という慣用句があります。

 正直言って若い頃はこの慣用句が苦手だった・・・というよりも、はっきり言って嫌いでした。「なぜわざわざ苦労しなくてはならないわけ?絶対に嫌だ。将来苦労しないように今頑張る!」と必死でした。

 皮肉なことに今振り返ってみると若い頃のあの「頑張り」こそがいわゆる「苦労」だったんだなあと苦笑いです。当時は「苦労したくないから・・・」と必死でもがくこと自体が「苦労」だったというわけです。

 最近は、ちゃーんと学習した私は(笑)「若いうちの苦労はいくらでもやり直しがききます。パワーもある若いうちに目の前の苦労をとります!!」と自信を持って言います。

 長く生きたおかげでようやくようやく慣用句の本質がストンと腑に落ちることが多い今日この頃です。ああ、やはり侮ることなかれ昔からの諺や慣用句

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