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先走り?それとも二人三脚?

 「親が先走りすぎてしまって反省している…。」的なことを先日、保護者の方がおっしゃいました。私からするとこの保護者は立派です。本当に子供のことを考えてその都度その都度軌道修正なさっているからです。

 

 さて、この「親(大人、指導者)の先走り」は難しい問題だと常々感じます。子供の自主性を重んじることは大切ですが「勉強が苦手・嫌い→勉強しない→成績がどん底→ますます勉強が嫌いになる」というループに入り込んでしまっている場合・・・。

 

 「はい分かりました。じゃあ明日から全く勉強しなくてもいいよ。」と言って、親が「先走り」せずにいられるでしょうか? 「自主性を重んじる」というよりも「甘やかしている」だけでしょう。

 

 勉強に限らず「嫌なことはしない」「我慢はしない」という耐久性がない人間を形成する手助けをしているにすぎません。もう中学生(それなりに物事を判断できる年齢)だから自主性に任せたい、自分で勉強しろ!親が介入するのはおかしい、という意見も分かります。

 

 が、親が塾を探してきて問い合わせをして見学をして…ということは悪いこと、親の先走りなのでしょうか? 私から言わせると「親と子供のファインプレー」です。

 

 つまり、大切な時期や大切な時期だからこそ必要に応じて親が介入して子供とタグを組むことだって「あり」だと思うのです。「自主性に任せる」ことは理想ですが、それと同じぐらい「親子でタッグをくむ、ファインプレーをする」ことは立派だと思います。

 

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