対比 文章の型

文章の三位一体

   夫「今日、会社に辞表を出してきたから。」

   妻「は?今、何て言った?!」

 夫「俺、会社を辞めてきたから。(1行目の言い換え)

 妻「ちょ、ちょっと待ってよ。なんでそんな突然に・・・。」

 夫「もう限界だったから(理由)」

 妻「限界って?もっと分かりやすくきちんと言ってよ。」

 夫「上司からのパワハラがすごくて・・・もう無理!

(限界について詳しく言い換えている)」

 妻「え?そんなにひどいの?どういうこと?そんな大切なこと今まで一度も聞いてない。」

 夫「前の上司は良かったんだけど、4月から新しくきた上司がもう本当にひどくて。(前の上司と今の上司を比べている。対比)」

 

 上記は架空の、夫婦の「あるある(?)」の日常会話ですが、実はそこには①言い換え②理由③対比が含まれています。

 

 私達は日常的に誰かと会話する際にはスムーズに(?)国語力において不可欠な「言い換え・理由・対比」を使っています。文章にすると一見、複雑に見える3つの要素を絡み合いを会話では見事に再現できます。

 

 

 でも文章を書く時は、ある意味一方的に自分の意見や想いを伝えることになるため「言い換え・理由・対比」や「型」を意識しないと、分かりづらい内容になってしまうことが多いです。あるいは単なる「箇条書き」や「時系列」で終始してしまうことも。だからこそ「書く」ことにおいては訓練、練習が必要だと言えるでしょう。

-対比, 文章の型

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