勉強法 国語勉強法

キーワードをさがせ

T君「先生って本文読まないんですよね。」

S君「え~そうなんだ~~。僕とおんなじだね。」

☜(え?Tよ!君の質問にすぐに答えるために一瞬で読んでるよ。生徒を待たせることは私の本意ではないから・・・。)

☜(は???本文を読まない?!それは由々しき問題だよ!!!冗談じゃあない!)

 相手が可愛い可愛い男子学生だったため思わず苦笑いした後、きちんと(  )の心の声を実際に声に出して伝えました。ちなみに先のやり取りより以前あるいはその後、共に似たようなことを言われます。「先生!読んでないでしょう!」と。

 確かに読むのは異常に速いです。それは・・・パッと全体を見てから一瞬でキーワードをチェックするからです。この「キーワードをチェックする。」・・・と文章に書くと簡単な行為に思えますが「慣れ」「訓練」が必要です。

 いくら「キーワードを最初にチェック!」と口酸っぱく言っても「速く解かなくては」と焦れば焦るほど必死で目の前の文章をかじりつくように読んでしまう、つまり逆パターンを無意識に行ってしまうからです。

 国語のテキスト・問題と思うと「焦り」が出るため、私は敢えて全く関係ない本を数冊準備して生徒各自に好きな本を手に取らせます。そして適当なページを開いてもらい5秒後に「キーワードは?」を問う練習を行うことがあります。

 絵本「ウォーリーをさがせ!」を小学生対象に用いたことも。国語を解く際には「速さ・正確さ」を意識し、プライベートで本を楽しむときには「ゆっくり・じっくり」でもOKと割り切ることが大切です。

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