古文 説話

「思い込み」

  「沙石集」(鎌倉時代の仏教説話)には「藤のこぶ」という話が載っています。内容は次のようなものです。
【ある在家の人が山寺の僧を信じて、病気にでもなれば薬なども何を服したらよいか尋ねていた。すると、この山寺の和尚はすべての病に「藤のこぶを煎(せん)じて飲めば治る」と教え、在家の人がこれを信じて用いると、すべての病が癒(い)えた。 
ある時、在家の人が馬を失った時も僧は「藤のこぶを煎じて飲め」とのこと。流石に納得は行かないながらも、藤のこぶを探し探し求めるうちに谷の辺りで、いなくなった馬を見つけた。】

 

 いかに「思い込み」が人間の運を左右するか・・・は昔から知られていたのですね。「盲信」は怖い面もありますが「純粋に一つのことを信じる姿勢」は素晴らしいと思いますし、「正しい(であろう)ことを信じて精進(?)すると道が開ける」でしょう。

 そもそも、占いが当たるという場合は数多くのアドヴァイスの中から当たったと思われる部分にのみ焦点を当ててる割合って大きいと思います。つまり思い込み(意識)が大きく左右してるかも?と思います。となると・・・たとえどんな結果でも、少しでもプラスになる部分を見つけ、その部分をきちんと相手に伝えることが人こそが立派な占者であり、占ってもらう側は「良い部分」を信じ切ることがいい結果につながる?と思います。

 

 それは他分野にも当てはまります。優れた指導者の条件は、相手の「良い部分、長所」をうまく引き出して伸ばすように意識を向けさせることだと思っています。指導歴25年以上にわたって生徒の「良い部分を伸ばす」「自己肯定感を持たせる」ことに必死になってきました。ぜひご興味のある方、無料体験も実施ておりますのでHPをご覧くださいませ。

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