勉強法 雑感

「素直さ」+・・・

 「めでたし、めでたし?」「ボクのお父さんは、桃太郎というやつに殺されました。」

 

 これは日本新聞協会広告委員会が「しあわせ」をテーマに実施した「新聞広告クリエーティブコンテスト」における2013年度の最優秀賞作品です。作者は「ある人にとってしあわせと感じることでも、別の人からみればそう思えないことがある。違う視点でその対象を捉えるかによって、しあわせは変わるものだと考えました」とコメント。

 

 作品そのものも素晴らしいのですが、この別視点から物事を見るという柔軟性やセンスにはただただ脱帽です。よく、「素直な人が伸びる!」というセリフは教育者たちが口をそろえて言うスローガン的なもので、はっきり言って100パーセント正しいです。

 

 実際「このやり方だと伸びない。間違った勉強法をしてるからこの成績なんでしょう?」と伝えた時に、素直に改善するタイプは劇的に伸びます(伸びました)。とはいえ、人間は頭では分かっていても納得しないと動きません。

 

 しかも、厄介なのは本人が「納得したつもり」になっているパターンです。悪しき癖はなかなか抜けないもので・・・。さらには別の厄介なこともあります。本人に合っていない勉強法を押し付けられた場合、素直に従ったところで結果は出ません。
 

 となると・・・何かで成果を上げたいときには「素直さ」に加えて「柔軟さ」も不可欠だと思います。あ、勿論「行動する」ことが大切なのは言うまでもありません。教育産業においては指導者は「素直になれ」を強調しますが、同等に「柔軟さ」も必要だと思う今日この頃です。

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