「教科書」と聞くとどんなイメージをいただきますか?
・勉強の基本書
・難しい、眠くなる
・ためになる・・・etc
様々なイメージや意見があるでしょうし、どれも正しいと思います。教科書は基本なので勉強法に関する本などには「教科書(テキスト)を7回読む」と推奨されていることもあります。それはごもっともなのですが、そもそもが読解力がないタイプが7回読めるか?となると・・・「No!」でしょう。
残念ながら7回読む前に眠くなる、飽きてしまう・・・、仮に読んだとしてもそれは「文字を目で追っただけ」となるでしょう。トップレベルの生徒には教科書≒面白いでしょうが、そうではない場合は「キツイ」だけということを学校の先生は百も承知。
だから指導者によっては授業では教科書を補助的にのみ使用し、大半は自作のプリントをメインで・・・という場合がかなりあります。それは素晴らしいことだとつくづく感心します。結局、何を言いたいか?自宅でも「子供のレベル、興味」に合わせることを意識したほうがベターと言いたいのです。私自身、相手によって「教科書」を使うかどうか決めます。教科書を難しいと感じるレベルには最初に図解で説明したり…と工夫するのです。
先日、小学高学年の子供に、新聞記事を書き写し+音読をさせてみたのですが・・・という保護者からのご意見をいただきました。それ自体は本当に素晴らしいことだと思います。ただ、どうも本人にとってそれがプラスになってるかどうかが微妙だと感じたのでその旨をお伝えしました。
書き写し+音読が難しいならば、まずは保護者が読み聞かせ+内容をかみ砕いて説明+図式化→子供に質問、感想を聞くといったことから始めても十分だと思います。要するに個々人のレベルに合わせて少しずつステップアップすることが一番大切だと長年思い続けていることです。