国語勉強法 記述のコツ

記述のポイント

 【溶岩には、冷えて固まる時にガスが抜けてできた、スポンジのような細かな穴がある。富士山の表面はこの冷えた溶岩に覆われているため、水は溶岩の穴を通って地中にしみ込んで地下水となっている。そのため、富士山の表面には河川がないのである。(伝え合う言葉 中学国語2 教育出版 P152L1~3より抜粋)

 (問)「富士山の表面には河川がない」のはなぜですか。同じ段落の言葉を用いて五十字以上六十字以内で答えなさい。】これは某中学校で出題された課題で、かなりの難問だが良問です。

 (答え)「富士山を覆っている溶岩が冷えて固まるときにガスが抜けてスポンジのような細かな穴を通って、水が地中にしみ込んで地下水となるため。」となります。字数が少ない、あるいは制限がなければ単純に下線部の直前の「そのため」の内容、「富士山の水が溶岩の穴を通って地中にしみ込んで地下水となっているから。」でOKですが・・・。

 今回のようにかなりの字数を要求されている時はポイントが3つ。①キーワード(今回は「富士山」「溶岩」「穴」)を必ず入れる②主語と述語があいまいになりやすいため、前半と後半で整理整頓する③「富士山の表面は~溶岩に覆われている」という受け身を「富士山を覆っている溶岩」というように修飾・被修飾の形に書き換える、の3点。

 この3点を意識して文章を作りと意外と字数にピッタリの解答が出来ます。模範解答を見ながらポイントをつかみ、理解し練習すると必ず長い記述でも書けるようになります。自力では難しい…という方、ぜひHPをご覧ください!ZOOM指導を行っております

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