雑感

一番の難問

 「難しい!!!とにかく難しい!!!」

 何がか?「やってみること」「継続すること」の2点です。勉強においては「理論」等が難しいのではなく、一番難しいのは先の2点です。

 

 YDK≒「やれば出来る子」という言葉が一時期、流行りましたが、言い換えると「やっていないから出来ない」のです。「じゃあ、やればいいのに・・・」となりますが、「やってみる、やる」「継続する」ことこそが勉強をするにあたっての一番の難問なのです。

 若い子…特に塾や家庭教師を利用するようなタイプは「勉強したほうがいい」「勉強しなくては」という気持ちをとても強く持っています。でも「続かない」のです!

 「分からない」☞「教わる」☞「とりあえず出来た」「分かったような気持になる」☞「自分でやってみると出来ない」☞「面白くない」☞「投げ出す」という図式が成り立ちます。下手すると「分からない部分」が多すぎて最初からお手上げということも。

 塾や家庭教師で教わる時間よりも圧倒的に家庭で自主学習をする時間の方が長いので、指導する立場としては「自主学習出来る力を付ける」ために「手取り足取り、細かい指示を出す」ことを心がけており、おかげで大半は「出来るように」なります。

 

 とはいえ、あまりにも基礎学力が不足していて自力では出来ないタイプが少数名ですが、います。点数でいうと10点未満・・・。こういうタイプには「もう大きいんだから」と、年齢で判断するのではなく基礎学力が付くまでは大人が付きっ切りで指導するのがベストです。

 

 一般論で物事を判断するのではなく「個々に応じた指導法がある」「基礎学力が付くまでは親の協力も必要」ということをいかにして保護者の方々にご理解いただけるか?も指導者にとっては難問の一つです。

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