読書感想文

読書感想文「裏技」

 「さすがっす!あんなに書きづらい本でこんなにも素晴らしいアドヴァイスをくれるなんて!」という卒塾生からのメール、思わず大笑いしたことがあります。かれこれ3年ほど前になりますが、いよいよ夏休みも終盤・・・。

 

 読書感想文や作文系で焦っている子供たちが続出する頃で、例にもれず焦って連絡をくれた卒塾生。読書感想文に関してはまず大切なのは①選書!書きやすい、興味を持てる内容の本を選ぶこと。②型にはめて書く。この2点ですが、①選書で間違えた生徒。

 

 ある日「先生、○○って本知っていますか?」に始まり・・・。何日か後に「進み具合はどう?」とメールをすると「つまらなさ過ぎて読めないです。」という始末。別の本を選んで読むといい気もなさそうな元生徒。高校生という学年も考慮して次のような裏技を伝授しました。

 

 それは「別の作品と対比させること」。彼が選んだ本はどう考えても彼自身との共通点、共感できる部分などなどが皆無・・・。幸いなことに書きぶりが平安時代に清少納言によって書かれた「枕草子」と共通点が多かったのです。

 

 回想録、良い思い出のみに焦点を絞っている、主人公は同性の雇い主に全幅の信頼を置いており、雇い主からも信頼されて可愛がられている等・・・。そのため、「枕草子と共通点がある」「どの時代も日本人は必死で一生懸命生きていることに気付いた」とまとめるように提案しました。

 後日、彼の読書感想文がクラス代表に選ばれたと報告をいただきました。ホッ。他作品と対比しての読書感想文はあまり一般的ではないですが、時と場合に応じてそういう書き方もあると、ぜひご参考までに。

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